和歌山市 市長公室 企画政策部 移住定住戦略課
〒640-8511 和歌山市七番丁23番地
tel : 073-435-1013
2023 / 02 / 22
構成/冨田愛純
撮影/冨田愛純
地方暮らしや地方移住に関心がある親子に向けたオンライン交流イベント「1Day Wakayama City体験!親子でプログラミング/バーチャル訪問」を2023年1月21日(土)に開催しました。全国各地からオンラインでご参加いただき、和歌山市の港町を題材にしたゲーム作り、360°カメラの映像を用いて、和歌山市にバーチャル訪問を行いました。
今回の記事では、「1Day Wakayama City体験!親子でプログラミング/バーチャル訪問」当日の様子をレポートします!
1Day Wakayama City 体験!親子でプログラミング/バーチャル訪問
日時 : 2023年1月21日(土)午前の部:10:00〜12:00 午後の部:13:30〜15:00
実施形式 : オンライン開催(Zoomミーティング)
定員 : 午前の部/午後の部 各回最大15組(和歌山県外の方が対象になります)
こんな方にオススメ!
◆和歌山市の歴史、文化を知りたい!
◆ビジュアルプログラミングツール「プログラミングゼミ」を使ってプログラミングをしたい!
◆親子でいっしょにゲームを作ってみたい!
エントリーは終了しました
1Day Wakayama City体験!午前の部は、和歌山市を題材にプログラミングに触れてもらうオンラインスクール型交流イベント。親子で、和歌山市の地理や文化、暮らしなどを学び、プログラミングで和歌山市の港町を題材にしたゲーム作りに挑戦。
午後の部は、和歌山市をさらに知ってもらうためのオンラインイベント。午前中に親子で学んだ和歌山市にバーチャル訪問!現地からゲストに参加してもらい、和歌山市のリアルな情報を交えながら、サイトやパンフレットだけではなかなか知りえない和歌山市の情報と映像を体験しました。
イベントのはじめに、参加者、運営スタッフ全員で自己紹介。東北から四国までさまざまな地域から参加してくれました。
続いて、和歌山市移住定住戦略課の中本さんから和歌山市の紹介をしていただきました。和歌山市のきれいな景観に子どもたちも興味津々。「すごい!」「行ってみたい」との声が聞こえていました。
午前の部は、ビジュアルプログラミングツールを用いて、1時間半でゲーム作りに挑戦しました。今回は、「和歌山市の港町で魚釣り」をテーマにゲーム作りに取り組みます。
講師の佐藤陽(あきら)さんから、プログラミングの操作方法やゲームの作り方を説明していただきました。佐藤さんがサンプルで作ったゲームが流れると、子どもたちからは「早くやりたい!」「作りたい!」とゲーム作りが待ちきれない様子でした。
小学校低学年グループと高学年グループに分かれて、さっそくゲーム作りがスタート。
事前にお送りしていたマニュアルを参考に、講師の先生の指導を受けながら、ときには参加者同士でアドバイスを送りながら、集中して取り組んでいる様子が印象的でした。
子どもたちを見ていて、印象的だったことは、みなさん本当にパソコンを使い慣れていて、作業一つひとつが非常に早かったことです。学校でプログラミングの授業があったり、習い事でプログラミング教室に通っているなど、普段からITに触れる機会が数多くあるようでした。
予定時間より早くゲームが完成した子どもたちも。早く完成した人には、応用編として、「変数(得点をつける機能)」や「BGM」にもチャレンジしてもらいました。
あっという間に1時間半が終了。最後は参加者全員に作ったゲームをみんなの前で発表してもらいました。1時間半という時間の中で、個性あふれる魚釣りゲームが完成。午前の部の最後に、講師の佐藤さんからメッセージをいただきました。
「ゲームをすることが好きな人はいるかな?ゲームをすることも楽しいと思うけど、ぜひ自分で楽しいゲームを作ることにも挑戦してほしい。楽しいゲーム、みんながおもしろいと思うゲームを作るためには、自分の目でいろいろなものを見て、感じることが大切だと思う。
和歌山市のことを今日初めて知ってくれた人もたくさんいると思うけど、ぜひ和歌山市に来て、和歌山市で感じたことをゲームでも絵でもなんでもいいから、自分の好きな方法で表現してもらえたら嬉しいです。」
参加した子どもたちからも、
・プログラミングを体験できておもしろかった
・自分で作ったゲームを遊べて楽しい
・プログラミングだけじゃなくて和歌山市のことも知れて楽しかった
と嬉しい声をいただきました。
午後の部は、2年前和歌浦に移住した藤原さんご夫妻をゲストに迎え、港町の和歌浦と雑賀崎をバーチャル訪問。ゲストの藤原さんご夫妻に、山あり海ありの和歌浦での自然豊かな暮らしをお話いただきました。お庭でニワトリを飼っているエピソードには、子どもたちも驚いた様子でした。
360°カメラの映像を用いて、さっそくバーチャル訪問がスタート。
映像を見ながら、漁港や海水浴場、港町の住宅街をゲストと一緒に巡りました。ゲストの「漁港で釣った魚を捌いて食べるのが最高です」という発言には、参加者も「羨ましいです!」「食べてみたい!」と興味津々の様子でした。港町のゆるやかな雰囲気も相まって、子供たちだけでなく、一緒に参加していた親御さんたちも楽しむ姿が印象的でした。
参加者からも、
・ここに参加しなければ知らなかったことが詰まってました!すごく楽しかったです。
・これまでは関西の一都市でしたが、参加してとても身近な興味ある市になりました。
・一度行ってみたくなりました。
と、嬉しい声をいただきました。
午前の部・午後の部を合わせると、3時間半と長丁場にもかかわらず、全体を通して、参加者がプログラミングやバーチャル訪問を楽しむ様子が印象的でした。一方的に情報を享受するのではなく、「学ぶ」「訪れる」といった体験を通すことで、楽しみながら和歌山市を知ってもらえたのではないでしょうか。
そして、その楽しかった体験と和歌山市がイコールになることで、「知ってもらう」の先の「行ってみたいな」「見てみたいな」と思うきっかけ作りができたのではないかと思います。
また今回のイベントを通して、和歌山市の魅力を知ってもらうためには、その町の空気感や景色、さらにはそこで生活を営む人びとと触れ合ってもらうことが重要なのだと感じました。今回はオンラインでしたが、今後は和歌山市に来てもらい、自然の豊かさやゆるやかな雰囲気など実際に体験できる機会も作って行きたいなと思いました。