和歌山市 市長公室 企画政策部 移住定住戦略課
〒640-8511 和歌山市七番丁23番地
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2023 / 03 / 07
構成/冨田愛純
撮影/冨田愛純
「Wakayama City Life」の編集長の求人をみた瞬間、どうしてもこの仕事に携わりたいと思い、人生初の移住、転職を経験し、やりたかった仕事ができるワクワク感と、初めての仕事、環境の中で上手くやっていけるのかといったソワソワ感の両方を抱きながら、日々奮闘している新米編集長による「ときめきダイアリー」をお届け!
日本で通りすがりの知らない人と、気持ちよくあいさつを交わしたことってあったっけ?
ユニクロの服に囲まれた狭い通路で「ちょっと、すみません〜」って一声かけるとか、エレベーターを降りるときに「ありがとうございます」って会釈するとか。八の字眉毛をつくってするあいさつであれば、よく交わしていたかもしれないけど。
先日、市役所職員の方が空き家を活用したイベントに出るということで、サイクリングがてら雑賀崎という漁師町へ。
雑賀崎といえば、海に向かって伸びる急な斜面にいくつもの住宅が立ち並ぶ日本のアマルフィと呼ばれている町で、会場の空き家を目指して迷路のような路地をのろのろ歩いていたときのこと。
前方から地元の小学生らしき子どもたちが歩いてきて、元気よく「こんにちは〜!」と。そのあとも、通りすがりのおばあさんが「天気いいね〜」と声をかけてくれ、「いいですね〜」と言ってみたりして。(慣れてなさすぎてセンスゼロの返しをしてしまった。)
別にそこからテレビ番組のロケみたいに、自宅で手料理を振る舞ってもらったり、漁船に乗せてもらえるとか特別なことが起きたわけじゃない。だけど、このちょっとした人との交流が、こんなにも気持ちよくて嬉しいものなのかとほっこりしたのだ。
と同時に、大阪の道端で知らないひとに元気よく「こんにちは〜」っていうと、おそらく変な人と勘違いされそうだなと思い、これも移住したからこそ味わえるときめき体験なんだと思った。